サントリー中国と青島ビールの合弁解消が発表されました。合弁会社事業発表からわずか2年程度で関係解消となった経緯はどういったものだったのでしょう?
そして、現在の中国ビール市場というのはどのようになっているのでしょう?
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合弁解消の理由
まず今回、両社の合弁契約が解消となった理由についてざっとおさらいします。
中国ビール市場の競走が激化してきて思ったような売上が望めなくなったからだとされています。
中国の景気が悪くなり始めたのはニュースで取り上げられていますが、そのためにいっそうビール市場の競走が激しいものとなっているようです。
世界一のビール消費国だが…
中国は11年連続でビール消費国ランキング1位になっています。(2013年現在)
さて中国のビール事情なんですが、中国ではビールは常温が基本です!
日本では近々に冷やしたビールが好まれますが、東洋医学が根づいた中国では冷えた飲み物は体に良くないということでビールもぬるい状態で飲むのが普通です。
僕は仕事上、中国の方と話すことが多いのですが、「日本のビールはうまい!青島ビールは薄いんだよね。」と聞いたことがあります。
日本のビールは中国でも受け入れられていたようですが、今回の契約解消はやっぱり経済状況の悪化が一つの要因みたいです。
青島ビールは中国ビール市場では2位の企業ですが、収益でいえばダントツ!そこと手を組んで中国市場での躍進を狙ったサントリーでしたが、ちょっと時期が悪かったかな?という結果になってしまいました。
ほんとにビジネスとは大変なものでセオリー通りには行かないものですね。
小さなパイを数多のビールを扱う企業が取り合っている状況の中国。
最後の勝者はどこになるのでしょうか?
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