レクサスGSの最新モデルが米カリフォルニア州で開催されているモントレー・カーウィークで発表されました。
今回はマイナーチェンジといった感じらしいのですが、「ホントに?」というくらい仕様に変更が加えられています。
今回は「GS200t」もラインナップに加えられ、ターゲット層も広めたかと思われます。
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新型レクサスGSはどんな感じ?
まずは動画があるのでそちらをご覧ください
マイナーチェンジ前のモデルを発表したときジャーマンスリー(ベンツ・BMW・アウディ)に「走行性能で勝つ!!」とケンカ売った(宣言した)わけですが、今回のGSはどんな仕上がりを目指したのでしょうか?
金森善彦は語る
本部チーフエンジニアである金森善彦さんはこう語ります。
「車は移動手段であるが、快適に移動出来るだけではツマラナイ!」
「ドライバーが運転して楽しいものでなければ面白くない!」
つまり運転するものの完成を揺さぶるクルマの開発を目指したということですね。
快適なのはもちろん、運転していて「こいつぁ いいぜ!!」という手応えをくわえるための工夫をしてみたということでしょう。
デザインも重要
性能というのは乗ってみないとわからない。人が見たときの第一印象はやはり見た目である。
そんな思いからGSはデザイン・エクステリアにも強いこだわりがある。と語ります。
デザイナーにも「一発でかっこいいと思ってもらえる、乗りたい! 乗り続けたい!と思ってもらえる」ようなデザインをして欲しいとお願いしたそうです。
見た目の好みというのは人それぞれ違ったりするので、難しいポイントではあるのですが”性能が良くて見た目がお粗末”というのでは、なんか悲しい物がありますから見た目にこだわるのは当然ともいえます。
レクサスマイスター 伊藤好章
もうひとりの開発者としてインタビューを受けているのはレクサスマイスターの伊藤好章さん。
レクサスマイスターとはクルマを実際に運転し、操作感などから車がどう動くのかを分析する仕事なのだそうです。
つまりレクサスの操作性や走りの感じは伊藤さんが作り出しているということですね。
チーフエンジニアの金森さんからデザインを見せてもらったとき「デザインがアグレッシブなのだから走りもトガッていなきゃいけない」と思ったそうです。
そんな伊藤さんが今回の開発において念頭に置いたのは”ドライバーの意のままに動く”ということ。
ハンドルを切れば遅れなく曲がり、戻せばすぐに反応する。ブレーキを踏んだ瞬間Gのリアクションを感じられる。そういった操作性を目指したと語ります。
本能で感じる気持ちよさの演出
それは音にまで気を配ることなのだそうです。たとえばコーナーリング。
曲がるときの重力が体かかる感じと、そのときのクルマの音。その2つがドライブの臨場感を生むのだと伊藤さんはおっしゃっています。
これはたしかにそうですよね!カーブでハンドル切ったときサラーっと曲がれるのは優雅でいいですが、フォォォンンという音が加わることによって疾走感みたいなものが演出されると思います。
まとめ
開発者2人の言葉からも感じられるように、今回のGSはトコトン運転するものを昂ぶらせる仕掛けや工夫が施された車だということです。
車好きはもちろん、ふだん車にさほど興味のない人も運転したら最後このGSの魅力に取り憑かれ走り回りたくなること間違いなし!と言った雰囲気に仕上げられています。
日本での発売は今のところ未定ですが、そのうち公式サイトでアナウンスがあるでしょう。
素直に楽しみですね!