最低賃金1500円貰えたら正社員っている意味あんの?

政府が掲げる最低賃金1000円(時給)への引き上げでは生活苦は解消されないとして、最低賃金1500円の実現を求めるデモが13日、東京都内で行われた。主催者発表で約500人が参加した。

どうやらこんな運動があったようです。家族を介護しているとか、病気持ちだとかで短時間しか働けない人もいるだろうし、そういったことを考えると確かに時給1000円では貧困は解決しないように思います。

でも実際1500円になっちゃったらどうなるの?ということを考えてみたいと思います。

しかし、週5のフルタイムで働かれたら雇う側が持たないでしょうね。企業の利益はそんなにすぐ上がるものでもないから、払う賃金だけ上がったら大赤字でしょう。

例えば1日8時間、週5で働いたとすると1500円×8×22日=264000円です。

大卒の初任給より多いです。しかも大幅に。正社員のメリットといえば昇給とボーナスという部分になるけど、中小企業ではいまの状況でもそれらが無いところもありますよね。

 

もし、本当に時給1500円になったら企業はアルバイトを雇用せず、業務委託という形にして個人事業主として契約して仕事を発注するとか敷かなくなるんじゃないでしょうか?

ボクは法律に詳しくないのでそれが可能かは分かりませんけどね。

今回は新宿駅周辺を20代から30代の非正規雇用者で結成された団体「AEQUITAS」が1時間半程度にわたり抗議活動をしたようですが、今後は20日に福岡市、名古屋市。23日に札幌市でも同様のデモを行うそうです。

今回のデモは500人もの人々が参加したそうですが、あくまでも主催者発表の数なので、実際は100人いるかいないかでしょう。

できれば見に行ってみたいけど、時間が取れないのでツイッターで情報集めるしか無いかなぁって感じですね。

変化を求めて活動するのは良いと思いますが、時給1500円は現状ではちょっと無理があるような気がしますね。