ここのところずっとニュースを賑わせている金正男の暗殺事件。
情報が錯綜しすぎてて、毎日ニュースを見ていてもチンプンカンプンなので自分なりにまとめてみました。
マレーシアの捜査機関がもっとズバズバ結果を言ってくれたらハッキリすると思うんだけど、言えない事情もあるのかもしれませんね。
結局、正男氏はどうやって殺されたのか?
最初は毒物を塗られただの、毒針が使われただの言っていましたが、結局は女二人が顔に毒物を塗ったというのが正しいようです。
女二人というのはマレーシア国籍でネットアイドル(?)のドアン・ティ・フオン容疑者とベトナム国籍のシティ・アイシャ容疑者。
二人はドッキリ番組の企画だと聞かされていたようですが真偽のほどは分かりません。
使われた毒物は一体何だったのか?
犯行に使われた毒物はVX2という新しい毒物である可能性があるようです。
正男氏の体からVXガスが検出されたという発表がありましたが、VX2というのは通常のVXとは少し形式が違うようです。
VX2というのは2種類の液体を混ぜたときに初めて毒性が発揮されるもののよう。
アイシャ容疑者とドアン容疑者が別々の液体を手に塗っていて、二人が正男氏の顔を撫でることで2種類の薬物が化学反応をおこし、VX2という毒が発生したということらしいです。
アイシャ容疑者の話ではベビーオイルのような質感らしい。
北朝鮮にはVXガスの生産施設があるとのこと。
しかし、VXガスだとすると「効き目が早すぎる」という意見もあるようだ。
VXガスは通常7時間前後で死に至るもののようで、正男氏が15分~20分で亡くなったという情報と一致しない。
女の容疑者二人はなぜ毒物をすでに付けても大丈夫だったのか
結果から言うと大丈夫じゃなかった様子。
シティ・アイシャ容疑者は逃走中のタクシーの中で嘔吐したと供述しているという情報があります。
顔に塗ると効いて、手に塗っても効かないなんて毒物があるわけ無いですよね。
VX2の入手ルートは?
毒物の入手ルートですが、在マレーシア北朝鮮大使館の2等書記官ヒョン・グァンソン氏が関与しているのではと言われています。
ヒョン・グァンソン2等書記官はこの事件の実質的な主導者ではないかとも言われているが、現在クアラルンプールの大使館に匿われているとのこと。
毒物は外交官しか開けることの出来ない外交行嚢(がいこうこうのう)と呼ばれる封書で受け渡されていたのではないかと言われている。
金正男氏の影武者説
以前から影武者の存在がささやかれている金正男氏。
今回の件で倒れた金正男氏の写真が公開されたが、以前お腹にあったはずの入れ墨(タトゥー)が確認できないことから「影武者では?」という噂が出てきています。
これにはいろいろな見方があるようで、影武者説を唱える人は当然、刺青が無いので殺された人は影武者だといいます。
一方、これは「刺青が見えていないだけ」という人もいます。
先日ニュースで取材を受けていた美容整形の先生のお話では……
正男氏のようにお腹がぽっこり出ている人はベルトの位置が下にさがる傾向がある。
したがって、倒れた写真で見えている腹の部分は”下腹部”であって、刺青はもう少し上のTシャツで隠れた部分にあるというお話。
要するに”角度的な問題で見えていない”ということですね。
考えられない話ではないと思いますが、これもマレーシアの遺体解剖した人が発言してくれれば一発で解消する問題ですよね。
ちなみに刺青をレーザーなどで消した場合は痕が残るので、消した場合はすぐわかるそうです。
そして、正男氏の息子ハンソル氏がDNA鑑定のためマレーシア入りするとの報道もありますが、未だ現地には到着していない様子。
DNA鑑定でも影武者かどうかが分かりそうですよね。
北朝鮮の反応
では、今回の事件。北朝鮮政府の反応はどうかといいますと……
「殺害されたのはキム・チョル氏である」と言い張っています。
もう、世界中が呆れたでしょうねww
「何言ってんだこいつ」という状態でしょう。殺害されたのは断じて金正男氏ではないようです。
遺体が解剖されたりDNA鑑定をされてしまうとマズい事でもあるのか、遺体の早期変換を求めています。
色々と情報は明らかになっていきますが、北朝鮮が暗殺に関与している決定的な証拠も出てきていないのも事実です。
この先の正確な情報を待ちたいところですね。