いじめられない方法なんてない?自分または子供がいじめられたらどうするか?

地下鉄

1日、名古屋市の市立中学校に通う1年生(男子)が地下鉄の電車にはねられ死亡する事件が起きた。

彼の部屋には「学校や部活でいじめをうけている。耐えられないので自殺する」という趣旨の文章が書かれた手紙があったことから、イジメを苦に電車に飛び込んだのではないかと思われる。

……というニュースを読みました。

もし自分がいじめを受けていたら?もし自分の子供がいじめを受けていたら?僕だったらどうするだろうかと考えてみました。

まずやるべきこと

いじめられている場合にやるべきこと、それは

  • いじめの内容を記録しておくこと
  • 学校に行かないこと
  • いじめられt原因はひとまず置いておく
  • 学校に相談しないこと
  • いじめている相手と親を交えて直接対決すること

この4つだと思います。2の学校に行かないことでイジメが終わればそこで終えても良いのですが、中には相手と白黒ハッキリ付けたいという人もいると思いますので、3,4はそういった人向けです。

僕自身は学校に行かないことでイジメがなくなるのであれば、それで決着としても良いのではないか?と考えています。

されたことの内容は詳細に記録しておく

言われたこと・されたことは詳細に記録しておきます。

いつ・誰に・何をされたか・何を言われたかを詳しく記録しておきます。

どこかにICレコーダーを忍ばせておいてもいいですし、メモにとっておいてもいいでしょう。

今では一見、ボールペンにしか見えないカメラなども売っています。動画で撮影しておくのもいいでしょう。

学校に行かない・行かせない

とにかく自分や自分の子供を危険な場所から遠ざけます。

いじめの種類は身体的なものもあれば、精神的なものもあり、その両方を兼ね備えているものもあります。

自分だったらそんな事をされるトコにはいられないし、親の立場だとしたら行かせたくりません。

逃げているような気がして嫌だという意見もあるかもしれないけど、自分が嫌な思いするようなところに行くのは得策じゃないです。

逃避ではなく退避です。

勉強なんか遅れても取り返せます。遅れるのが嫌なら自宅で勉強することも出来ます。

とにかくヤバイところには近づかない。我が子を守りたい。これは動物としての本能でもあります。

転校したって良いでしょう。正直これだけでいじめとは離れられると思います。

いじめっ子が自宅にやってくる?

しかし、親のいないあいだにいじめっ子たちが自宅に攻め込んでくる事例もあると聞きます。

だいぶ稀なケースだとは思いますが、こういった場合は絶対家に上げません。

その上で、誰が何をしていったのかを動画やメモ、ICレコーダーなどで詳細に記録しておきます。

最悪、防犯カメラなどを設置してもいいでしょう。

家に落書きされたり、窓を割られたりしたとしたら、それはもう犯罪ですので警察に通報することも出来ます。

その証拠とするためにも記録は大事なのです。

いじめられた原因なんか置いておく

ハッキリ言っていじめに明確な原因があるかなんて五分五分だと思ってます。

例えば、今まで仲の良かったグループの一人が無視してきたとします。この場合はなにか原因があるかもしれませんが、グループ全員が無視してきたらそれには理由なんてない事のほうが多いと思います。

誰か1人が指揮をとっているのか、全員で結託してやっているのかわかりませんが、「どうして無視するの?」と聞いても教えてくれるはずもありません。

いじめは「なんとなく」ではじまる場合が多いような気がします。

考えても聞いてもわからない原因に悩んでクヨクヨしていると心がやられちゃうんで、とりあえずは横においておきましょう。

学校・教師に相談しない

学校や担任教師に相談した場合どうなるのかシミュレーションしてみましょう。

まず、相談した段階で学校側は絶対こういってくるはずです。

「詳細がわからないので事実確認をしたい。向こうの生徒や担任にも話を聞かないと……」、と。

こう言われたらコチラ側としては、「じゃあその間ずっといじめられ続けてろってことですか?」ってことになりますよね。

バカ言うんじゃねぇよ、いまいじめられて大変なのにそんなの待ってられるかよ。

しかも学校側からいじめっ子に探りが入れば、いじめっ子は「てめぇ、チクったな!?」とイジメをエスカレートさせてくるでしょう。

学校や教師は君の人生に責任をもってはくれない

なかには生徒のことを思ってくれる先生もいるのでしょうが、かなり稀であると思いますので学校や教師には相談せず、家族に相談するのが一番です。

それはなぜか?学校や教師は君の人生を責任持って面倒を見てくれる存在ではないからです。

来年になったら担任は別のクラスや学年の担任教師となるでしょう。学校は毎年毎年あたらしい生徒をいれてお金をもらい、卒業させていくのを仕事として運営されています。

逆に親は自分の子供のことに責任を持ちます。困っていたならできるだけ力になりたいと思うし、解決してやろうという気持ちもあります。

それは学校や教師と違って、生涯そう思うものです。

僕が親で、子供に対して「学校に行かなくていい」と言ったら、家で勉強を教えたり、いろいろな場所に旅行して見識を広めたりすると思います。

「いじめっ子から守ってやる」と言ったら出来る限りのことをするでしょう。

とにかく親は子供に言ったこと、子供がやったことに対する責任と覚悟があります。

だから1人で悩まず、親に思い切って相談してみたらいいよ。

家族に「いじめられている」とは言いづらいかい?

「学校でいじめられてるんだけどどうしたら良いかな?」

文字にすると簡単なのに、実際に言うとなったら勇気がいるかもしれません。しかし、ここにヒントが有ります。

メールにするなり、紙に書くなりして伝えるようにすればいくらかハードルは下がるのではないでしょうか?少なくとも直接言うよりは伝えやすくないでしょうか?

あと、”面と向かって”っていうのがハードルを上げている要因なので、横並びで座っている時や、ドアを1枚へだててとか言いやすい環境を作ってみると良いんじゃないでしょうか?

親御さんが子供に聞くときも基本的に同じです。

面と向かって「いじめられてるの?」と聞いてもホントのところは言ってくれないでしょう。子供からしたら心配かけたくないとか、恥ずかしくていえないとかあるでしょうしね。

メールだとか顔を突き合わせていない状況ならストレートに聞いても答えやすいんじゃないでしょうか?

相手と白黒つけるなら

最初のほうで書いたとおり、学校に行かないことでいじめと決別できたならそれでOKだと思います。

なのでコレはキッチリ相手と決着を付けたい人にむけて書きます。僕だったらどうするか?というものなので、唯一の正解ではないですが、最善の策ではないかと思っています。

まず、前述のとおり学校や教師には相談せずイジメた相手の家に直接行きます。

そして、いじめられた証拠の記録のコピーを持っていくのを忘れずに。必ずコピーにしましょう。

相手が逆上してぐちゃぐちゃにされるかもしれませんからね。

必ず、相手もコチラも本人と親が揃った状態で話し合うことです。弱気な態度は禁物で毅然としていましょう。こちらには何も落ち度はないんですから。

話の内容はそれぞれで違うでしょうが、とにかくイジメをやめさせる約束を取り付けること、続けるようなら強行な手段も辞さないことなど、本気であることが伝わるようにします。

相手が学校に連絡して、学校側がゴチャゴチャ言ってくることもあるかもしれませんが、「子供を守るための最善の手段を取った」、「学校は信用出来ない、任せていては解決しない」などコチラにも毅然とした態度で望みます。

イジメはなくなりません

わかっているかもしれませんが、いじめはなくなりません。

「いじめはやめよう! いじめ無くそう!」といっている大人の世界でもイジメはあるからです。いったいどの口がそんなこと言ってんだ?と言った感じです。

学校などよりは少ないでしょうが会社でもいじめはあるのです。さいわい僕が務めてきた職場では無かったのですが、警察や自衛隊など国の機関でもいじめで自殺する人がいてニュースにもなってますよね。

死ぬくらいなら、一旦その場を離れて態勢を整えてから再出発しましょう。

いじめの証拠を集めるためのツール

実際に暴行を受けたり、ヒドイことを言われたりした場合は上で述べたとおりペン型のカメラや複数のボイスレコーダーを忍ばせておくことで収集できます。

しかし、今ではLINEやSNSで連絡を取ることも多いでしょうし、いじめてくる奴が頭の回るやつだったら証拠隠滅のためLINEでのやり取りを消すように指示してくるかもしれません。

そういった場合、LINE上でのやり取りは消滅してしまいます。

なので、これをパソコンに保存しておくソフトがあるので利用してもいいでしょう。

※これらのソフトは販売停止してしまいました
Androidアナライザー

iPhoneアナライザー

パソコンにインストールすることで、パソコンにスマホをつなぐとLINEでのやり取りや、電話の発着信履歴などスマホ本体のバックアップファイルをパソコンに保存しておくことが出来ます。

親御さんがお子さんのスマホを解析するときはキチンとお子さんの了解を得てやりましょう。

お子さんとの信頼関係が無くなってしまっては解決への道が遠くなってしまいます。

とにかく相手が言い逃れできないくらいの証拠を集めればどんな事態にも対応できます。できるだけ素早く様々な証拠を集めましょう。