カンピロバクターの症状・うつる?治療法は
先日からニュースで世間を賑わしている北海道にある焼肉店での集団食中毒事件ですが、その原因となったのが「カンピロバクター」という細菌です。
カンピロバクターによる症状やその正体、牛肉以外に感染するおそれのある食べ物や感染経路などを調べてみました。
しかも、ゴルゴ13の持病として有名な(?)「ギラン・バレー症候群」をも引き起こすという噂が…!
そもそもカンピロバクターとは 潜伏期間は?
今回問題にされているカンピロバクターとは細菌の一種で、1970年代に発見された菌です。
当時の下痢患者から見つかったもので、人に対しても感染するということが分かりました。だいたい食中毒というと、このカンピロバクターが原因のことが多いそうです。
カンピロバクターとギランバレー症候群
感染するとどんな症状が起きるのか?
かなり多岐にわたりますが、主なところを上げていくと腹痛、下痢、悪寒、発熱、頭痛、嘔吐、倦怠感などです。
食中毒の原因の多くがこのカンピロバクターであることは先ほど書きましたが、たしかに「食中毒にあった」と聞いたときに思い起こされる症状ばかりですよね。
そして、感染した数週間後にまれに「ギラン・バレー症候群」を引き起こす場合もあるということです!これはあの「ゴルゴ13」を悩ませている病気として有名ですよね。
手足のしびれや顔面麻痺などの症状が出るそうで、かなり厄介そうですね!
どんな動物が持っているのか?
これは調べてみて驚いたのですが、ほぼすべての動物が持っているそうです。
今回問題になった牛はもちろん、鳥、豚ときて、ペットや野鳥、野生動物とありとあらゆる動物が保持している細菌だとされています。
ほかには充分に殺菌されていない井戸水や湧き水にも注意したほうが良いとのこと。
しかも100個程度という少ない数で発症するということで、食中毒の症状が出やすい細菌なのだそうです
カンピロバクターに感染しないために
よ~く火を通すことでカンピロバクターを死滅させることができます。肉はもちろん、水(水道水以外)などは充分に加熱殺菌することが重要です。
お腹がすいて焼肉屋さんに行っても、よく火を通してから食べるようにすれば大丈夫。
具体的には”中心部を75℃以上で1分以上加熱”することで死滅させることが出来るようです。
カンピロバクターのまとめ
「豚肉はよく焼いてから食え!」と言われる意味がよくわかりました。
カンピロバクター以外にもサルモネラ菌や寄生虫の問題もあるとは思いますが、どちらにしろ加熱調理は必要ということ。
ボクはまだ食中毒(食あたり)に遭遇したことはありませんが、体験者に話をきくと、どエライ事になるらしいです。
最悪の場合は今回の女子中学生のように死に至るケースも有りますから、
鶏肉や豚肉をよく焼くことはもちろん、牛肉もしっかり火を通して食べたほうが安全ということですね。