ミステリ

読んだ本

殊能将之 未発表短篇集を読んだ

僕がミステリを読み始めたのは19才くらいの事だったと思う。 高校を卒業してフラフラしていたのだが、ただフラフラしていても良くないんじゃないかという不安みたいなものもあり読書をすることにした。 ”暇すぎてアホになりそうだから読書”というのは短絡的であるが、読書習慣を身につけられたと思えば無駄ではなかった。 はじめは軽めのやつが良いだろうということで、哲学書や経済書より気軽に読めそうなミステリを物色した(ミステリ好きの人には申し訳ない) 当然、近所のブックオフの100円コーナーにいったわけですが、ここで一発目に綾辻行人の「十角館の殺人」を選ぶあたりに自分の引きの強さを感じた。 まぁ十角館の殺人が名作だと知ったのはだいぶ後からで、綾辻行人の本を手にとったのもあ行の棚から見ていっただけなんだけども……