これは全国の学芸員や美術館の館長やら美術に詳しい方たちが、おすすめのアーティストを推薦して、その作家さんがVOCA展用に新作を作り展示しているもの。
「現代美術の展望ー新しい平面の作家たち」というサブタイトルが付けられているが、そのとおり、新進気鋭の作家さんたちの作品が展示されている。
まだ見ぬ巨匠の作品を先取りしてみることが出来る。サイコーだ。
あと言っておくと、僕は美術館に行ったりはするものの美術・芸術の知識はコレと言ってない。
色合いがキレイだな、とかコレは発想が面白いなとか小並感だらけの意見しか持ち合わせていない。
そんな僕がなんか引っかかったアーティストのみなさんを紹介する。
ただ作品の画像はもちろん引用できないので、文章で紹介するんだけど、まぁ伝わらないでしょう。
見に行ったほうが早いでしょうね
初日に行ったんだけど今さら感想書いていきます。
増子博子さん
推薦者は岩手県立美術館の主任専門学芸員・濱淵真弓さん
ペンで細かく書き込まれた植物とも生物ともいえるような何かが描かれていた
スッキリモノクロ。
こんな文章じゃ何がなんだか分からないだろうし実際の作品を、実際の大きさで是非見てほしい。
今すぐ上野の森美術館へ走れ。
御本人のサイトに作品が載っけてあるのでそちらもチェック。
野村康生さん
推薦者は岡山県立美術館の学芸員・古川文子さん
数学+芸術という取り合わせが悪そうで良さそうな2つのものが見事に融合していた。
美術・芸術=感性、数学=理論という感じで相反するもののようだけど、美術の中には黄金比とかあるし、数学にも芸術的なまでの美しい計算式(公式)があったりすると言うし、あながち悪い取り合わせではないのかも知れない。
こちらも御本人のサイトにいくつか作品が載っている。
會田千夏さん
推薦者は北海道立近代美術館の学芸員・森本陽香さん
でっかくて白いキャンバスにカッターで割いたような裂け目の絵が書かれた作品。
本当に割かれているようだった。インパクトがある。そして緻密。良い。
大きな作品なので、近づいたり離れたりして見ると印象が違う。
今回の展示作品と手法は同じだけど裂け目のカタチが違う作品が画像検索でヒットした。
ただ実物のほうがやはり何億倍も味わいがある。
表 恒匡さん
表さんのWEBサイト
推薦者は国立国際美術館の客員研究員/インディペンデント・キュレーターである林寿美さん
発想がとても面白いと感じた。
一見すると、ただの部屋を写した写真なのかな?と思ってしまうが、背景が透明で、展示されているところの壁が写真の背景として利用されている。
これも文章ではなかなか説明しづらいものがある。実物を見て。
御本人のサイトを見ると、とても多岐にわたる活動をされていて忙しそうだなと感じる。
他にもいろいろな才能が飾られていた
ココでは特に引っかかった方を紹介したけど、他にも見応えのある作品がたくさんある。
理解しようとしてはいけないんだろうね。
上野の森美術館にいったらブルース・リーのように考えず感じて下さい。