僕が学生だった頃は頻繁にイジメやそれによる自殺の報道が過熱していた時期だったと記憶しているのですが、近頃またイジメによる自殺の報道が増えてきたように思います。
このブログでも岩手中2男子自殺のエントリーを書きました。学生の頃は全く同じ年の人間が一つの部屋で生活しているので、優劣の概念が入り込みやすいように思います。
また集団心理もはたらきやすく、誰かが言い出したことに周りが扇動されることも多いのでイジメが起きやすい環境であるといえます。
しかし今回とりあげるイジメ・自殺は大人の話です。
大人の世界のイジメ
恐らくニュースでイジメや自殺の報道があれば、我が子には「そういうことはするな!」とか「イジメられたらすぐ言え」などというのが一般的な親でしょう。
しかし、大人の世界にもイジメはあります。どんな職場やコミュニティでも必ずあるというわけではないですが、一定数は存在します。
これでは子供に「イジメ・自殺はするな」と言っても説得力が無いですよね。
栃木でおきたママ友連続自殺
栃木ではママ友グループ内でのイザコザのすえに、二人の主婦が自ら命をたちました。
自殺した二人の主婦の子どもたちはイジメられており、その改善を要求すると他のママたちは2人に対して「母親失格」などと言ったという。
昨今、ドラマやワイドショーなどでもママ友間のイジメや問題が取り上げられていることから、こういったことが周知されつつあるのかもしれない。
特に今はネットがあるので、昔よりも耳にすることが圧倒的に増えていることもある。
しかし、コワイのはここから…
この事件は読売新聞の栃木県南版という、ごく限られた範囲で報じられたものを女性セブン誌が更に詳しく取材しておおやけに知られるようになったのだが、これで小さな町の様子が一変する。
有志の人たちが街中を巡回したり、市長・学校長名義で「誰かが取材に来てもわからないことはハッキリとわからないというように」という趣旨が書かれたチラシを家1件ごとにポスティングして回っていたというのだ。
要するに「誰かがしゃべったからこの事件が明るみに出た。今後いらないことを喋るんじゃないぞ」という町全体への脅しのようなものである。
学校は意地でマスコミへの対応を拒んでいるらしく、記者が取材をしようとしても「もう終わったこと」という返答が戻ってくるのみであるらしい。
大人でコレなのだから、子供の間でイジメや自殺がなくならないのも無理は無い。
コチラの動画がかなり詳しく解説してくれています。