1月9日から東京町田市の町田市立博物館で開催されている「魅惑の小宇宙!懐中時計展」に行ってきました。
1700年代の懐中時計など、なかなか見れるものではないので、この機会に行ってみることをおすすめします!
僕のように、とくに懐中時計に興味がなくても見てみるとロマンを感じられると思います。
小さな部品の集合体には言いようのない美しさと職人の魂が宿っているように思えるから不思議なんですよね。
写真撮影OKだったんで一通り見たあと調子乗ってバンバンとってきちゃいました。
いにしえの懐中時計達の一部をご覧あれ
上の時計の文字盤の2時のあたりに穴が開いているのが確認できると思いますが、この年代の時計にはまだリュウズが無かったため、この穴にカギを差し込んで回すことで時計の動力となるゼンマイを巻いていたんだそうな。
画像左の写真がこの時計の表面。右に展示されているものは裏ブタを開けたもので、こちらがカレンダーの役割をしている。
これはスゴイ!!中身が歯車や部品だらけ!そして彫金の細やかさ!初心者が見ても凝った作りになっているのがわかります。
上記2つの時計はいづれも上部のボタンをおすことによって彫金細工が動いて時刻を知らせる仕組みになっているそうです。一度動かしたところを見てみたいですよね。
こちらは懐中時計の中でも「チャイニーズウォッチ」と呼ばれるもののようです。なんでも懐中時計の海外輸出先として中国は大きな市場だったようで、こういった中国っぽい絵柄がついたものが多かったのだとか。
ちなみに画像をよくみてもらうと分かるのですが、絵柄の方は裏面で、鏡に表面である文字盤が写っています。
現代では時計の生産国といえばスイスを思い浮かべるかもしれませんが、懐中時計時代はドイツが主な生産国だったようです。腕時計の世界でも最近ドイツのブランドのものが再評価・注目されてきていますよね。
ちょっと面白いなと思ったのが上の2つ。時計らしい文字盤ではなく、どこかデジタルっぽい表記になっている懐中時計です。
どちらもジャンピングアワー式の懐中時計なんですね。
何の説明も書いてなかったのでよくわからないのですが、恐らく3つの時間を設定できるのかな?と思ってます。自分の国と他の国の時刻を2つ設定しておくとか?
これカワイイでしょ?(笑)
大きさはちょっと大きいアメ玉くらいなんだけど、女の人がこれを首から下げてたら粋だし、カワイイしでサイコー!
でもちょっとボンバーマンのバクダンみたい。
他にもカッコイイ時計が揃ってた
結構ウォルサムの時計が多かったかなぁ……という印象だったんですが、もちろん今日で高級時計とよばれる時計を作っている会社の時計もありました(ヴァシュロンコンスタンタンとかね)。
でもそういったところのやつはギミックが凝っていたりするものではなく、ぱっと見シンプルで佇まいの美しいものでしたね。正統派というか。
どこか現代のミニマルなデザインに通ずるところがあったなと感じています。
興味出てきた方はぜひ行ってみてください。写真で見るのとは大違いですから。