生活保護で飲酒・パチンコやっている人達の思考回路がアレな件

日本酒の樽

こんなニュースが出ていたので時間があれば、まずはちょっと読んでみてください。

 

市「過度な飲酒、パチンコ慎むように」「従わぬなら生活保護停止も」 市民苦情受け掲示 /四街道

四街道市が生活保護受給者に対し、過度な飲酒やパチンコを慎むよう促した上で、指導に従わなければ生活保護を停止する場合がある、との趣旨の文書を約2年間、担当課の窓口に掲示していたことが6日までに、市への取材で分かった。受給者が飲酒やパチンコをすることを禁じる直接の規定はなく、市は「誤解を招きかねない内容」と認め、撤去した。受給者の支援団体は「行政と受給者の信頼関係を失わせる行為で、行き過ぎだ」と、市が掲示を続けてきたことを批判している。

「飲酒やパチンコを全て禁止しているわけではないが、度が過ぎると生活を圧迫してしまう。掲示は『気をつけて』という意味」と説明。しかし、生活保護法には、飲酒やギャンブルを禁じる直接の規定はない。他市の担当者は「保護費は原則、本人の裁量で使えるもので、過度の干渉はできない」と指摘する。

 

受給者支援団体の人たちが言っていることがなかなか香ばしい

札束

簡単にまとめると……

四街道市「ギャンブルや酒に生活保護費を突っ込んでる人がいるって市民から苦情が来てるんで使いすぎに注意して」って内容の文書を市生活支援課の窓口やデスクマットに掲示

 

受給者支援団体「行政と受給者の信頼関係を失わせる行為で、行き過ぎだ!」と批判

四街道市「誤解を与える内容でした。サーセン。」

県生活と健康を守る会連合会の小泉三男事務局長

「そういうことやってる奴は依存症の可能性も考えられるから、医療機関と相談して個々に対応するべき。」

「見せしめみたいな行為はお互いの信頼関係を損なう可能性があるからダメ。まっとうに保護を受けている人やこれから申請する人が萎縮しちゃうでしょ」

四街道市「はい、サーセン。市民の苦情も減ってきて効果あったみたいなんで、書類は撤去します」

 

 

イタチごっこな生活保護問題


CR Pachinko AKB48 / Dick Thomas Johnson

生活保護受給者の中には本当に困って受給申請している人がいる一方、酒やギャンブルにつぎ込んでしまう人もいることが問題になっています。

不正受給なんかも問題になってますよね。

今回、四街道市は”過度な”パチンコや飲酒をしないでくださいと言っているだけで、絶対禁止とは言っていません。

「市民の人からそういう苦情が来てますから気をつけてくださいね~」くらいの感じなのですが、こういった注意喚起に過敏に反応する受給者がいたということですね。

なんでそんなマジで怒ってんだよ…Why so serious

人が怒るときの条件はだいたい決まっていて、本気でバカにされた時・義憤にかられた時・図星をつかれた時などです。

今回のパターンは一番最後の”図星をつかれた時”でしょうかね。耳に痛いことを言われたというか。

薄々、本人たちもイケないことだと分かっていつつも自分に負けて娯楽に走っているような感じじゃないですかね?

で、注意されると「そんなことわかっとるわい!でも、強制力はないだろ!!」と怒っている。

母親に「宿題やったの!?」とか「早くお風呂入っちゃいなさい!!」とか言われて「いまやろうと思ってたトコだよ!!」みたいなね。

「酒やパチンコやりすぎんなよ」と言われて「信頼関係が失われる」というのは全く筋が通ってないよね。

ほんとに困っている人はギリギリの生活をしていて酒やギャンブルに保護費を突っ込んでいる余裕はないでしょう。

生活保護って「金も仕事もなく困っている?ならば最低限、生活できるくらいのお金を行政が税金から捻出します。”法の下の平等”や生存権というのがありますからね。」というものでしょ?

それを生活に使わず娯楽に使ってしまうというのはね……。

「信頼をブチ壊しに来てるのはそっちでは?」と言いたくなります。