9月30日にカナダ・モントリオールで開催されたフィギュアスケートの大会オータム・クラシック。
そのショートプログラムで、われらの羽生結弦選手が史上初の4回転ループを決めた!というニュースが入ってきました。
「どこまで進化すんだよ…バケモンか」というほど毎回毎回たかいハードルを超えてくる羽生君だが、1つ思ったことがあるんですよね。
4回転ループってどんなジャンプ?どのへんがスゴイの?ということです。
スケートにはループの他にもアクセルだとかルッツ、フリップにサルコウなどジャンプの種類がいっぱいありますよね。
他人から聞かれて説明できるか?と言うと僕はアヤシイところ。
ここは羽生くんのスゴさをもっと実感するために、フィギュアスケートのジャンプの種類と見分け方をおさらいしてみようと思います。
ジャンプは全6種類で、大まかに2タイプに分けられる
フィギュアスケートで使われるジャンプは以下の6種類。
- フリップ
- ルッツ
- トウループ
- アクセル
- サルコウ
- ループ
で、この6種がトウ系ジャンプとエッジ系ジャンプに分けられます。
トウ系ジャンプは以下の3つ
トウ系ジャンプとは、スケート靴のブレード部(金属部分)についているトウピックとよばれるギザギザの部分で氷を蹴って飛ぶタイプのものを言います。
ブレードの先がギザギザになっているなんてはじめて知りました。
・フリップ
コレと次に紹介するルッツは”見てる方は見分けづらいし、飛ぶ方も飛び分けがしづらい”といわれるヤヤこしいジャンプです。
流れとしては、前を向いて助走をつける → 飛ぶ寸前で後ろを向き、右脚を挙げ、後ろに伸ばす → 伸ばした右脚のつま先を氷に突いてジャンプ!
文章じゃわかりづらいので映像をどうぞ。
・ルッツ
フリップとの違いは助走。初めから左脚のみで後方に滑走し飛ぶときに右脚のトウで踏み切り、ジャンプする。
トウループ
助走をつけたらクルッと半回転。右脚の片足立ちの状態から左つま先で氷を蹴りジャンプ。最終的に右脚で着地、というのがトウループ。
最も難易度が低いと言われるジャンプだが、それゆえに使い所がたくさんあるので見る機会が多いです。
エッジ系ジャンプ
トウエッジで氷を突いて踏み込むのではなく、そのまま飛び上がるのがエッジ系ジャンプです。
スケートシューズの刃の部分で踏み切る感じで、我々が地上でジャンプするのと同じといえます。
アクセル
全6種類のジャンプの中で最も難易度が高いとされているのがこのアクセルです。
唯一、前向きのまま踏み切ってジャンプするので見ている方としては「アクセルだ!」と分かりやすいのですが、やる方はドキドキでしょうね。
真央ちゃんはトリプルアクセルを飛ぶわけですが、それがどれほどスゴイことかは映像でご確認ください。
サルコウ
こちらのサルコウは難易度としてはトウループとドッコイドッコイの難易度やさしめジャンプ。
特徴としては踏み切る瞬間、スキーのボーゲンのように脚がハの字になることです。
コンビネーションに組み込みやすく、良く見るジャンプといえます。
ループ
比較的難易度が低いとされているらしいが、素人目にはそうは映りませんね。
コンビネーションジャンプの際、最初の方に持ってくることが多いのが特徴。
ジャンプの難易度の順番は?
難易度が高い方から順番に並べると、以下の通りとなります。
- アクセル
- ルッツ
- フリップ
- ループ
- サルコウ=トゥループ
ジャンプの難易度は基本的に回転数で決まります。
羽生くんが今回決めたのはループの4回転。ループ自体の難易度は高くないとは言え、今まで4回転ループを飛べた人がいなかったわけで、羽生くんの努力ハンパないということがお分かりいただけるだろう。
他に失敗もあったのに1位とかwwwww
さて、羽生くんの今回の試合内容ですが、
- 前半の4回転サルコーが抜けて1回転
- 後半の3回転で転倒
以上2点の一見手痛いミスがあったにも関わらず2位に8・78点差つけてるとか何なのwwwww
と、思わず草を生やさずにはいられない展開でショートプログラムを制しております。
このミスがなかったら誰も追いつけない次元に行ってしまいますね。ホントこのあとのフリーにも期待がかかります。
皆で応援しよう!