※”僕は原作ゲームをプレイしたことがない”ということを念頭にお読みください。
テレビCMなどの予告を見て、面白そうだったので公開初日に見てきました。
まぁ、タイトルにもある通りクソつまらなかったのです。
ツイッターにも投稿しましたが、印象としてはヤマカシ+マトリックス+リベリオンです。
めちゃくちゃネガティブですが、この記事ではどこがつまらなかったのかをつらつらと挙げていこうと思います。
僕のように予告を見て期待している方は見終わったあとのガッカリ感がハンパないと思うので、素直にDVD・ブルーレイ・映像配信などソフト化されるまで待ったほうが無難です。
映画館に行ったら他の作品見たほうが良いです。
アサシンクリードあらすじ
マイケル・ファスベンダー演じる主人公のカラム・リンチは殺人の罪で死刑囚となり薬殺刑を執行される。
しかし、死刑を執行されたはずのリンチはある施設で目を覚ます。
カラムはこの施設で「アニムス」という機械に接続される。(アニムスは人の遺伝子に残る記憶を追体験させるためのシステム)
これにより彼は先祖である伝説のアサシン・アギラールの記憶を追体験することになる。
ときはルネッサンス期のスペイン。アギラールが所属するアサシン教団とテンプル騎士団は「エデンの果実」の行方を争い、対立していた。
エデンの果実には人の自由意志を自在に操作するチカラが秘められている。
自由を尊重するアサシン教団と自由を奪って世界を支配しようとするテンプル騎士団。その戦いは現代まで続いているのである。
いったい禁断の果実はどこにあるのか?教団と騎士団、果実を手にするのは一体どちらなのか?
なんか初めから中盤までが???の連続
なんというか原作ゲームをやったことのある人には得心がいく内容なのかも知れませんが、中盤辺りまで思わせぶりなセリフや伏線っぽくて伏線じゃない思わせぶりなシーンでてんこ盛り。
主人公はワケがわからない施設に収容され、ワケの分からない機械を無理やり装着され、ワケの分からない先祖の記憶を追体験させられ、ワケの分からない同僚たちの何かを含んだような口ぶりに戸惑い、いきなり生き別れたはずの父親と施設内で再会したりします。
そして、それらのシーンを見せられた観客(僕とか)も頭の中がワケわからない状態が続きます。
非常にモヤモヤしながら終盤を迎えるでしょう。
何か大事な部分をはしょっているようにしか思えないストーリー展開なんですよね。
このへんゲームをやっていると補完できるのかもしれませんね。
公式サイト見ていけばよかった
いま公式サイトを見てみたらネタバレとしか思えないほど詳細にストーリーが語られていました……
「ゲームやってないヤツはコレ見てから行け!」と言わんばかりの詳細さ。
特に「ストーリー」を読んだあとに「相関図」や「用語集」を見れば映画の内容は推理できる。
う~ん……
映像を見に行こう!
「それでも映画館にアサシンクリードを見に行きたいんだ!」という方は、ストーリーなんかこの際ぶっ飛ばして映像を楽しむつもりで見に行きましょう。
ストーリーなんてあってないようなもの。
主人公と敵が追いかけっこするシーンが主なアクションシーンなのですが、パルクールとワイヤアクションを駆使してスペインの街を駆け巡ります。
戦闘シーンでは何をやっているかほとんどわからないけど、敵を倒すときはカッコイイアクションで切り裂きます。
主人公は高いところから落ちても安全でかっこよく着地できる”イーグルダイブ”なるアサシンに伝わる秘技のようなものも見ることが出来ます。
イーグルダイブを見たアニムスの科学者ソフィア(ヒロイン?みたいな女性)は「イーグルダイブ……」と言葉を詰まらせ、にわかに感動を見せますが、観客にはスゴさがイマイチ伝わらないのが残念。
なんか「コイツならコレぐらいできそうだ」みたいな感覚だし、ただ高いところから飛び降りただけみたいな見せ方になってしまっているのが残念。
続編作る気満々
最後は「戦いはまだ終わらない……」みたいな含みを持たせて終了。
続編を作る気満々な終わり方で、このへんは昨日ツイッターを見ていたら多くの人が指摘していた。
実際、制作側も続編ありきで考えているようで、あと2作で完結の予定らしい。
海外では最初こそ興行成績は振るわなかったものの、時間が経つにつれ成績は伸びていったという情報もあるので、3作目まであるかもね。
が、それゆえに今作は壮大な前フリのような作品になっていて、”あっさり塩味”といったなんか物足りない感じに仕上がっている。
金と時間があるなら見ても良いかもしれないけど、3作出揃ったところで一気に見るのが良いかもしれませんね。
僕の感想はこんな感じです。