ツタヤの新作のトコで気になった映画「コップカー」をみました。
映画はよく見るけど、役者や監督を熱心に追いかけない僕としては出演している中で”有名人”として分かるのはケビン・ベーコンだけなのですが、これはとてもいい作品でした。
金のかかっていなさそうで、ミニシアター系作品なのかな?
映画自体の雰囲気は全体的にテンション低め。ガッツリ見るもよし、暇つぶしに見るのもよし。
近くのレンタル屋にあったら是非見てもらいたい。
コップカーのあらすじ
プチ家出中でもすっか、とブラブラする2人の少年トラヴィスとハリソン(10歳)。
森(?)の入口付近でパトカーを発見。なんとドアのロックはかかっていないし、カギも座席においてある。
「行くっきゃねぇ!」とばかりに2人はパトカーで爆走(といってもノロノロ運転)。
……しかし、このパトカーは悪徳保安官ミッチ・クレッツァー(ケビン・ベーコン)のものだった!
クレッツァーは殺した相手を森のなかで処理するためパトカーを止めていたが、そのスキに子どもたちに盗まれてしまったというわけ。
もちろんクレッツァーは車を取り戻すためにあらゆる手を尽くし奔走する。
子どもたちは捕まったらヤバそうなのは完全にわかる。しかも、他のかなり重要な問題も出てくる。
さて、クレッツァーと子どもたちの運命やいかに!?そしてラストは……
という感じですかね。
原作はあるのかな?
見た感じでは、ケビン・ベーコン演じるクレッツァーのキャラがジム・トンプスンが描く悪徳保安官とかなりダブって見えたんですね。
なので原作はジム・トンプスン作品のどれかかな?と思っていたんですが、どうやら違うようです。
この映画を見て、クレッツァーのような悪徳保安官の活躍がもっと見たい(読みたい)と思ったらジム・トンプスンという作家の「ポップ1280」や「おれの中の殺し屋(キラー・インサイド・ミー)」をおすすめします。
逆にジム・トンプスンファンの人も見て楽しめる映画とも言えるかも。
公式サイトを見てみると評論家の人の中にもジム・トンプスンの名前を出している人がいました。
監督はジョン・ワッツ
2017年夏公開予定のスパイダーマンの新シリーズを監督することになっているジョン・ワッツが本作の監督。
友達と架空のホラー映画の予告編(ホラー映画界の巨匠イーライ・ロスの名前をクレジット)をYoutubeにアップしたらイーライ・ロスから連絡があり、本当に映画を作ることになったという逸話の持ち主。
ちなみにこの映画は「クラウン」という題名です。
なんともアメリカンな話ですよね。日本だと「勝手に名前使ってふざけんな!」とか、なりそうなもんです。
「映画は監督で見ろ!」何ていう人もいて、僕は今まで「ふーん」くらいにしか思っていなかったけど、この監督は良さそうです。
個人的にはスパイダーマン好きだし今後注目です。クラウンも見てみることにします。(評価低いみたいだけどw)
あ、コップカーのエントリー書いているんでしたよね。
コップカー見て損はないと思いますよ。お近くのレンタル屋の店で見っけたら借りてみて!