秋葉原通り魔殺人事件の犯人加藤智大(かとう ともひろ)。
最近、彼の本が出版されていることを知り読んでみた。
酒鬼薔薇聖斗(元少年A)の本が物議をかもしている中、こういう記事を書くと反発もあるかも知れないがほとんど誰も見ていないので大丈夫でしょう。
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彼の死刑はいつになるのか?
今年の2月頃に死刑事態は確定しているのだが、執行日というのは今だに
情報が出てこない。
死刑の執行日というのは、突然決まることが多いようで本人もいつ自分の番が来るかわからないようになっているらしい。
死ぬのが怖くないという人もいるけれど、ほんとにそんな人間がいるのだろうか?
強がっていたり、うそぶいているだけだったりするだけではないのかと思う。
死ぬのが怖くないなんて、ホントに人間じゃなくなってしまっているのではないでしょうか?
加藤智大の本について
たまたま本屋で見かけたのが読むキッカケです。
先程も書きましたが元少年Aの本が出版されたということで、実店舗に見に行ったのですね。
遺族感情を逆なですることや、本人の反省が見られない点が論争を巻き起こしているようです。
加藤智大の時はなぜ大きな話題にならなかったのか?
加藤被告は「解 」「解 +」「東拘永夜抄」「殺人予防」と僕の知る限り4冊の本を出しています。
自分の半生を振り返るような内容の自伝のようなものです。
どれも淡々と文章を書いていて、あれだけのことを起こした人の文章だとは思えませんでした。心が空っぽの人が書いたような感じで妙な虚無感のようなものがあります。
元少年Aの本は騷がれて、加藤被告の本が騷がれないのはなぜか?
実は騷がれていたのかもしれませんが、少なくとも僕は加藤被告が本を出していることは知らなかったですし、ニュースで大々的に取り上げられなかったと思います。
この理由を僕なりに考えみたのですが、実名で書いているかいないか、というところが大きいような気がします。
加藤被告は成人してから犯行を行ったので、メディアに名前も顔写真も出てしまっています。
だから本を書くときも隠す必要はないですよね。
しかし元少年Aは未成年時に犯行を行ったため名前も写真も公表されていません。
”自分のことは何も公表せず手記を書き、出版するというのは卑怯だ”というのが世間一般の意見のような気がします。
もちろん被害者遺族への配慮不足というのもありますが。
「黒バス作者脅迫事件」の犯人も実名で手記を書いているのですが、こちらも大して話題になったような記憶がありません。
やはり実名か否かというところが大きいような気がします。被害者が子供だったというところもあるでしょうが秋葉原事件でも多くの方が亡くなられ、亡くなられた方には遺族がいたはずです。
加藤被告は死刑が確定している
最初にも書きましたが、上告が棄却された時点で加藤智大被告の死刑は確定したということになります。
それがいつになるかは一部の人以外にはわからないでしょう。
彼は裁判で「死刑でいいです」などと発言していたと言われていますが、被害者遺族からしたら「何だその言い草は!!」といったところでしょう。
加藤被告にはもう少し自分のやったことの重大さを分かってもらいたいですね。本を読んでそう思いました。